新潟メンタルクリニック

精神疾患情報Disease information

不安症・恐怖症

不安や恐怖を中心症状とする疾患の総称です。パニック症、広場恐怖症、社交不安症、全般不安症、限局性恐怖症などがあります。

抗不安薬や抗うつ薬の服用で治療を行います。抗不安薬は作用の発現が早いのですが、使用法によっては習慣性依存性を引き起こすことがあります。
抗うつ薬は、脳内のセロトニンを増強することで症状を軽減させます。以前は強迫症も不安症の1つに分類されていました。
今は別の分類になっていますが、治療法はほぼ同じです。

不安症は経過が長い疾患であり、症状を完全にゼロにすることは難しい場合もありますが、ある程度症状が軽減され、自分でも症状を抑えられるようになれば、薬をやめてゆくことも可能です。

精神面の主な症状

  • 些細なことで不安になる
  • 注意散漫な感じ
  • 記憶力が悪くなる感じ
  • 根気がなく疲れやすい
  • イライラして怒りっぽい
  • 小さなことが気になる
  • 悲観的になり、人に会うのが煩わしい
  • 寝つきが悪く、途中で目が覚めやすい

身体面の主な症状

  • 頭痛、頭重、頭の圧迫感や緊張感、しびれ感
  • そわそわ感
  • もうろうとする感じ
  • めまい感、頭がゆれる感じ
  • 自分の身体ではないような感じ
  • 身体の悪寒や熱感、手足の冷えや熱感
  • 全身に脈拍を感じる
  • 便秘や頻尿

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