精神疾患情報Disease information
幻聴や妄想が現れる疾患です。意欲が低下して行動が不活発になったり、逆に興奮が強くなったりすることもあります。
主に非定型抗精神病薬で治療を行います。
完全に改善することが難しく、再発もしやすいなど、経過が長い疾患ですので、根気強く治療を継続しなければなりません。
他の疾患でも同様ですが、日常生活に支障が大きい場合は、公的な障害福祉サービスの利用が必要になります。
主な陽性症状
- 監視されている・盗聴されていると感じる
- 他人から危害を加えられていると感じる
- 自分の考えや行動が他人の声まで聞こえてくる
- 悪口を言われていると感じる
- 自分が責められている、尾行されている、騙されていると感じる
- 本や新聞などが自分のことを指していると信じている
- 他人が自分の心を読めると感じる
- 実際にないものを感じる。幻聴が最も多く見られる
- 話題がとりとめもなくあちこちに飛ぶ
- 子供じみた行動
- 身なりや衛生面が不適切になる
- 極度に興奮する
主な陰性症状
(消耗期・回復期にみられる慢性の症状)
- 自宅にひきこもりがちとなる
- 表情が乏しくなり、アイコンタクトなども少なくなる
- 口数が少なくなる、質問に対してそっけない答えを返す
- 以前は楽しめていたことに関心を示さなくなる
- 人間関係に関心を示さなくなる
- 感情の変化が乏しくなる
- 周りのことに興味関心がなくなる
- 部屋が荒れがちになる